家族の一員として可愛がってきたペットが亡くなった時、どのように供養したらいいのか迷う人もいるでしょう。できれば飼い主である自分と同じお墓に入れてあげたい、と考える人もいるかもしれません。ペットが飼い主と同じお墓に入ることは法律上問題はありませんが、倫理上や宗派の問題で受け入れてもらえないこともあります。人間が入るお墓にペットを納骨していいかどうかは、墓地や霊園の管理規約によるため、確認しておくことが大切です。
すでにお墓を持っている人なら、墓地の管理者にペットの遺骨も納骨していいかを聞いてみましょう。もし断りなく実行してしまうと、発覚した時に契約違反で永代使用権を取り消されてしまう危険性があります。日本の文化に深い影響を与えている仏教では、人間以外の動物は卑しい存在であるとされています。そのため、人間と動物を一緒に供養することに抵抗感がある人は多いのです。
最近では、動物と一緒に供養が可能な霊園や寺院も増えているので、情報を集めて探してみるとよいでしょう。全ての墓地で受け入れてもらえるわけではありませんが、一部ではペットと一緒に供養してもらうことが可能です。一軒家に住んでいて自宅に庭があれば、そこにお墓を建ててあげることもできます。火葬されたお骨を埋葬し、自分たちの目が届くところでしっかりと手入れを行うことが可能です。
家族同様の大切な命のため、どうしてあげるのがよいか悔いが残らないように考えておくことをおすすめします。