故人の遺骨を安置する建造物のことを、納骨堂と言います。近年東京都内では、永代供養付きの納骨堂が多く建てられ、利用者も増加傾向にあるのです。納骨堂はもともとスペースに限りがあるため、少人数の供養や参拝に向いています。都内の場合、電車や地下鉄駅などから近ければ足を運びやすく、気軽に参拝出来るというメリットも得られるでしょう。
都内にある施設はより多くの方に利用してもらうため、屋内設備を快適に整えていることもあります。館内を全面バリアフリーにしたり、カードキーを使用するタイプのものまで建てられるようになりました。都内での利用費用の相場はおおよそ90万円ほどと言われており、慎重に検討することが大切です。都内の納骨堂の永代供養を希望する場合は、さまざまなポイントを考慮する必要があります。
たとえば、宗派は問わないかどうか、檀家になる必要はないかという点はまずヒアリングすべき項目です。信徒しか受付しないというケースも稀に見られるため、全ての納骨堂が利用出来るとは限りません。また、利用期間についても相談すべきと言えます。お堂はいつか寺院などに明け渡す必要があるものです。
通常、法要の節目にスペースを返却します。早い場合で13年、最も遅くても33年で納骨スペースを離れ、合祀墓などに埋葬されるのです。合祀墓に入る際には、再度費用が発生するという可能性もあります。あらかじめ遺族と話し合い、同意を得た上で契約するかを決めるべきです。